こんばんは~
つつです。
今日も、全国最難関校入試問題を解説していきます。
昨日は、関西算数を解説したので、良ければみてください。
可能であれば、どこかで2019年の過去問を手に入れて、それを見ながら読んでください。
灘中の国語
1日目は知識を問われる問題。配点は80点
2日目が読解問題、詩など記述が中心で120点
1日目
文章の長さは、大体問題用紙2/3が文章でボリューム的には読みやすい量
外来語に関する知識が問われる。
接頭語にプロ・・がつくプログラム、プロフィール。プロダクション、プロジェクト、プロセス、プロポーズの意味を問われる物が出た。
後ろで出る場合もある。何とかション-tion。ステーション、カンバセーション
慣用句4文字熟語、出題方法がただの穴あき問題ではなくて、
例えば自問自答という文中の言葉から、自□自□というかたちの4文字熟語の意味が書いてあってそれを答える。
ただその四字熟語をしっているだけじゃ回答できない、難度の高い問われ方をする。
俳句の問題がでる。
季語や日常的な大人の感覚があれば解ける問題だが、子供なので物を知らない状態ではかなり難しい。
日々の暮らしを丁寧に。
旬の食べ物などの知識をつけるべく日常生活を頑張ると良いでしょう。
漢字しりとり
子供は大好きだが、今年の出題だと条件が何個も設定されていた。
読み飛ばしがちだが、条件はかえして言えばヒントなのでしっかり読んで解く事。
親子の会話であえて抽象度の高い熟語などを混ぜてあげる事で語彙力は上がっていく。
子供相手だからと簡単な言葉で喋るよりも、歯ごたえのある難しい言葉で喋り、子供の疑問を引き出してあげてください。
2日目の読解記述に関して
合格ラインは60%ぐらいです。
2019年の問題、文章を読んでわかりやすく説明する。
文中傍線部の「こんなところまできた」というのはどういう意味かを正しく読み取らないと解けない。
とても長い道のりをあるいてこないと「こんなところまできた」とは言わない。
わかりやすく説明をせよ、とあるが、具体的にとか簡潔にとか条件を違うように設定されたパターンに合わせた回答をしないとダメ。
次の問題文は皆でミカンを食べている話で、様々な種類のミカンが振る舞われて利き酒会ならぬ、「さながら利きミカン会のようになっている」という記述があった。
大人の知識だと、利き酒というのが、色々な酒類のお酒をチョットずつ味わうことで品評する事を知っているので、利きミカン会といえばどんな物かをわかるのだが、子供が利き酒を分からない状態で説明されたときに答えるのがとても難しかっただろうとおもう。
ミカンの話をしている文章で突然、「今の日本が抱える問題点」という傍線部が出てきて筆者はどの様な問題が今の日本にあると考えているのか説明しろと。
これも難題で、「ミカン」と抽象レベルのまったく違う「日本の問題点」について論じる。
日本の果物は何でもかんでも甘い。甘さが第一。それを持って、よしとする。
甘さ一辺倒の評価になっている。
酸っぱい物は売り物にならない現状がある。
この状態をして、「多様性に寛容でない」事=「日本の問題点」を言いたいのだと思うが、小さいミカンの話から、急に広くて大きい日本がでてきて、このように構築できるにはだいぶ大人びた感性が必要。
範囲が広く抽象度がたかくなるので設問の分析をがんばりましょう。
この問題は何をきいているのか。
私は今何を聞かれているかが分からないといけない。
回答欄に関して、
縦の枠なので、1行に約30文字程度入る。
字数指定が厳しくないので回答欄を見る限り一番長くて3列90文字の中に納めるように端的に書ける様にならないといけない。
文中の言葉に頼って抜き出すと字数が大きくオーバーするので、自分のことばで抽象度を調節して短くまとめる力が必須。
ミカンの出題でもあったように、灘ならではの価値観が底に色濃く出ている。
多様性に寛容な生徒を望む学校の特色が出題に出ている。
抽象度が高いことを聞かれる
抽象度が高いことについて説明をしなければならない。
家庭ではつねに、「つまりどういう事か」をたくさん子供にきいてあげて最初は単語でしか話せないかもしれないが、アウトプットを引き出すことで表現させるチャンスをたくさん持ってください。
東大寺・西大和の国語
解答用紙が字数制限がある。
1文字ずついれるマスが付いている。一番多くて100字
マス目が付いているとはみ出すことがゆるされなくなってくるのでやはりこれも訓練が必要ですね。
洛南も同様にマス目があるタイプ
西大和の回答欄もマス目があり字数指定がある。
日能研 関西の先生のお話
自分は大阪だったのだが、奈良の東大寺に行った。
例えば今日も確かにいつもより早くは起きたがいつも通りにゆっくりご飯を食べて新幹線に乗ってここまで来た。
特別なことはなく今から話をする。普通の話をする。
なにがいいたいかというと、自分がどういう人か話をしたいのでは無く
東海地方から、灘や東大寺に通う人が一定数いる。
灘などは、西は広島から新幹線通学をしている生徒もいる。
どこか知らない遠い話では無くて、通える範囲にある難関校の話をしています。
明日は、関東の学校について解説していくよ!
ぜひみてね~!
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まったね~バイ