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カウントダウンタイマー  

 

「中学受験で父親が息子を刺すに至るまで」この父親の思考回路②

こんばんは~!

つつです。

 

続きの記事です。

前の記事も読んでね!

 

名古屋教育虐待殺人事件「中学受験で父親が息子を刺すに至るまで」 に対する考え。①

 

 

名古屋教育虐待殺人事件の概要

2016年8月21日名古屋で12歳の中学受験生・佐竹崚太くんが父親に包丁で胸を刺され死亡した事件で、2019年7月19日名古屋地方裁判所は、父親の佐竹憲吾被告(51)に殺人の罪で懲役13年の実刑判決を言い渡した。

 佐竹被告は自分と同じ私立中高一貫校に合格させるため、日ごろから息子に暴言を浴びせ、暴力も加え、さらには刃物で脅してまで勉強をさせていた。

 

詳細はこちら↓

全て読んでくれた前提で話しをすすめます。

名古屋教育虐待殺人事件「中学受験で父親が息子を刺すに至るまで」 | 文春オンライン

 

中学受験に父親【被告人】が本気で介入しすぎて、子供を殺してしまった事件です。

 

 

 

 父親【被告人】の考えも分からなくはない。

なぜ昨日の記事で私がそう書いたのかを説明したいと思う。 

 

少なくとも、小学3年生になるまでは暴力的ではなかった父親が、なぜ刃物を使ってまで子供を脅して言うことを聞かせようとしたのか。

 

小学3年生までは仲の良かった親子がどうしてそうなってしまったのか。

 

中学受験とは、子供の人生を狂わせる異常な世界なのか。

家族を、 親族まで巻き込んで皆を不幸にしてしまうものなのか。

 

 

 その通りなのかもしれない。

一歩間違えれば、そうなってしまう危険はある。

 

 

でも、それは中学受験に限った話ではない。

 

野球でもレスリングでもピアノでも水泳でもゴルフでも

一緒だと思う。

本気で一流を目指そうと思うと家族で一丸となってゴールを目指さないとたどり着けない場所がある。

 

一流アスリートの親も一流のアスリートである場合が多いのはその為だ。 

 

 

少なくとも運動に興味のない親からは、運動が得意な子はうまれない。

 

親が得意な事を子供も得意にする。

 

 

そのこと自体は、特別な事ではない。

 

そして別に悪い事ではない。

どちらかと言えば、

「良い結果をもたらす可能性の方が高い」

 

しかし最悪の場合は、この事件のような結果になってしまう危険がある。

 

 

スポーツは問題視されないのに、なぜ中学受験は問題視されるのか。

不思議でならない。 

 

 

 

職業においても同じだ。

 

医者の息子は医者にしたがる。

経営者の息子は経営者にしたがる。

 

そして・・・

 

難関私立中学を卒業した父親は息子を同じ中学へ入れたくなる。

 

 

 

 

 

 

この父親【被告人】も、その点ではおかしくはない。

 

 

 なぜ息子を思うように育てたくなるのか。

 

 

 

 

 

周りからのプレッシャー

 この父親【被告人】が

ひとりで暴走して、

ひとりで道を誤り、

ひとりで最悪な結果にたどり着いてしまった訳ではない。

 

 

自分が達成できなかった目的を息子に達成してもらいたかった訳でも無い。

 

 

 

 

周りからのプレッシャーがあったと思う。

 

それは

みんなが思うような「祖父から」ではない。

 

 

 

それは、

まったく事情をしらない赤の他人からのプレッシャーではないかとおもう。

 ※つつ予想です。

 

経営者や医者になるとわかる。

まったくの初対面の人から

「息子さんにあとを継いでもらうのですか?」

とか

「息子さんもお医者様ですか?」

 

と言われる。

 

多分悪気もないし、あまり何も考えていないのだろうがそういうものだ。

その通りであれば全く問題無いが、実際はそうでもない場合が多い。

 

「いや、違います。息子は工場で働いています!」

と堂々と言える人は少ない。

 

言ったとしても、その場の雰囲気は良くはならない。

多かれ少なかれ後悔の念は芽生える。

 

 コレが積み重なる。

 

中学受験も同じ

多分、T中学を卒業した親も、赤の他人から同じような質問をされることが多いんだと思う。

 

「息子さんもT中学へいれるのですか?」

と。

この赤の他人からのプレッシャーは予想以上にキツい。

 

中学受験の大変さを知っている人(例えば祖父)とは違い遠慮がない。

 

 

実際には、

プロ野球選手の息子はプロ野球選手にはなれないし、

医者の息子は医者にはなれない。

T中学卒の息子は、簡単にT中学に入学できない。

 

 

 

 

しかし、その父親はその気になってしまう。

 

そういう思考回路になってしまうのは、特別なことではない。

 

小学3年生になるまで「中学受験」の事なんか全く気にしていなかったのに、 

急にその気になってしまう。

 

 

だから、

私は

この父親【被告人】の考えも分からなくはない。

 

 

 

 間違っていたのは方法であり、行き過ぎた感情を抑える事ができなかった事だ。

 そう私は考える。

 

 

 

暴走した父親を止めるもの。

 

それはなにか?

 

次の記事でね。

 

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