こんばんは~
あ~るで子です。
- 西大和学園高等学校
- 西大和学園はどこにあるかというと
- 共学の男女について
- 毎朝テストをやります
- 歴史が浅いけど実績を積んできています。
- 教育方針
- キャリア教育として教育講演会を実施する。
- 学力の推移
- 合格発表から入学式までの75日をどう過ごすか
- 落ちこぼれる理由
- 75日間の過ごし方に関して
今日は日能研の千草校に全国Gクラスの保護者会にいってきました。
ついでに午前中のイベント出来ていた西大和の先生が千草校のGクラスの保護者に向けて特別に学校の紹介をしてくれました。
西大和学園高等学校
開校したのは1986年と新しい学校です。
創立以来33年です。
創立者は田野瀬 良太郎さん
衆議院議員だった創立者が日本のためを思ったときに人材育成しかあるまいとの理念から作った学校です。
宗教色、政治色、企業の後ろ盾等は無いフラットな学校です。
高校開校から2年後に中学校が開校しています。
共学の学校です。
西大和学園はどこにあるかというと
奈良県の人が住んでいる範囲の大阪からすぐのところにあります。
だから奈良府民と言われています。
生徒の内訳は60%が大阪の子です。
後の10~15%は兵庫・奈良です。
残りが寮生(全国)です。
アクセスの仕方新大阪から来る方が幸せになれます。
名古屋から新大阪まで新幹線で45分ぐらい
乗り換えに4分
そこから最寄り駅まで36分です。
名古屋からでもすぐでしょ!!(力説してました。)
京都からなんかする方法を取ると、もう2度と来たくなくなるぐらい田舎です。
なので大阪回りで来てください。
閑静な住宅街にある緑豊かな学校で学習する環境としては最高です。
共学の男女について
募集人員は男子180人女子40人です。
中1、中2は男女学習の時だけ別のクラスです。
これには理由があって、
入学式の時に受かった女の子はすごく落ち着いています。
お母さんと見分けが付かないぐらい。
男の子は奇声を上げながら廊下を転がっています
このような男女を混ぜて学習したところで学習への取組み方がこんなにも違う状態で一緒にやるメリットが無い。
女の子はあきれた顔でシラーっと男の子達を見るので・・・
まぁそうだよね。
別なのは授業だけであって別学というわけでは無い。(らしい
中3からやっと男の子の内面が多少女の子と釣り合うので授業が合同になります。
1クラスに女の子が7~8人です。
女の子と男の子の違いは
例えば
100%宿題をやってくるのが女の子
怒られるまで提出しないのが男の子
毎朝テストをやります
西大和中学の先生はテストが大好きで毎朝毎朝毎朝毎朝テストがあります。
このテストは出来ないと残らされて出来るまで再テスト再々テスト再々々テストがあります。
ここにも男女の差が現れて
女子は再テストになりません。
男子は再々テストぐらいまでをテストのスケジュールとして組みます。
歴史が浅いけど実績を積んできています。
西大和はまだまだ歴史が浅いタイプの学校で関西と言えば、チョット勉強が出来ると兵庫のアノ中学校に行きます。
アノ中学校に次いで東大に入れている人数が関西で第2位(2019年度)なんですけど
初めて東大に入れた卒業生を出したのは1990年です。
そこから東大京大全国トップ10入りが約10年です。
なぜこれだけの実績があるのか
まずは生徒の頑張りです。
次に先生達の努力とバックアップする親の力です。
この3つのうち1つが欠けてもこうはならなかった。
西大和学園の先生達は
子供の成績が上がらなかった場合は全員で全力でテコ入れをします。
子供達に先生が悪いと言わないようにしてください。
子供は先生が悪いと親が言った瞬間
自分は悪くない、先生が悪いと思い込んでそこから自分で努力をしなくなります。
これは非常に良くないことです。
さて、話は変わりますが
西大和学園では高校からの生徒を募集します。
その高校生とは中高一貫校の子とはクラスが一緒になることはありません。
中高一貫校の子は5年間で高校3年生までの全ての学習内容を修めます。
高校から入学の子は3年間では1年分巻き返すことはできないので3年間で3年分を修めます。
6年間の中高一貫の生活で節目は大学受験の観点で言うと中3で崩れていたら東大は無理です。
京大は高校2年生の秋までに本気が出せれば間に合います。
他の学校には無いポイントとして、
6年教育の子達は 1年間の留学経験をしても、中学3年生の1年間を留学に当てて高校から入学する生徒と同じ過程をする子がいる。
結果として、1年留学した上で現役で大学入試に向かうことが出来る。
このプログラムのことをAIP(Action Innovation Program)
変化し続ける未来社会でリーダーとして活躍していく「プラチナ人材」を育成します。
教育方針
今ある職業の60%が無くなるとかAIに人の仕事が奪われるとか
将来のことを悲観するような読めない流れになっている。
この学校に来るような子達には、医者になれる学力があるから医者になるのではなくて
今ない職業に就く、新しい仕事を作り出せる人材に育て上げたい。
今の大人が20年前を振り返ってみて今の状況が想像できましたか?
今後の20年はもっと大きい差に対応出来ないといけない。
そんな人間に育て上げるためにどうしたら良いかを常に考えている。
それに必要なのは
見つけ出す、問いを立てる事
それをグループで解決する事。
子供達は偏差値が高いと「じゃぁ、医者になろうかな、弁護士になろうかな」と安易に考えがちで、今ある職業の中から上位を占める職が出てきてしまう。
能力のある子がそんな狭い既存の職業に収まって良いのか?
キャリア教育として教育講演会を実施する。
子供達向けに教育講演会を実施している。
各界で第1線で活躍する講師を招いてお話を聞くチャンスを毎年作っている。
最近ではFiNC Technologiesの代表取締役 小泉さんに話をきいた。
この小泉さん、という講演してくださった方はどんなにスゴいかというと、東大を出て、ゴールドマンサックスに勤めたこともあるひとで、って言ってもわかんないですよねいまいち。
起業したい若者が小泉さんに相談するとすぐに100億円とか集めてくれる。
スゴい人です。100億円。
この人が特に強調していた大事な事は
成せばなる。
教育講演会に呼んだその分野でのエキスパートの人は皆、共通して成せばなるを信条にしていた。
言い換えると成すまでは辞めない、やり遂げる力が大事だと強調していた。
学力の推移
生徒の学力の変化について。
入学試験の上位50人に青い印をつけた。
ボーダー上にいた下の50人に赤い印をつけた。
その人達が6年間でどういう経過をたどったのかをエクセルのグラフにしたものを見せてくださった。
入学したときの上位50人と下位50人、
その後のテスト結果について、最終的にはバラバラであった。
共通してみられる傾向はそんなに無い。
ところが入学して一番最初の期末考査での上位50人、下位50人で先ほど同じようにマーキングすると60%が同じような位置にいる。青い子は青いまま、赤い子は赤ばっかり。
ひどいときには学校辞めなきゃいけない、高校に進めないって事になるんです。
なぜこんな傾向がでるのか?
合格発表から入学式までの75日をどう過ごすか
これは子供ばっかりが悪いんじゃ無いんです。
お母さん方ですよ。
弁当を作らなくて良い、送り迎えが無い、やれやれ言わなくて良い、
夫婦間でそろわなかった足並みについて苦悩することも無い。
お母さん方、重圧から解放されちゃいましたね。
親の意識が勉強第一じゃなくなる。
西大和は面倒見良いからね、寮に入っちゃえば毎日2時間、強制的に勉強させてくれるし。よかったわね、良い学校に入って。安心ねと。
入学までの75日間、ゲーム三昧ってどういう事ですか。
春休みに出される課題
西大和では入学式までの春休み期間に課題が出ます。
課題の内容は、英単語覚えてくるだけ。算数は正負の数のちょっとした予習だけ。
入学直後、課題の内容をテストで試します。
50点満点のテストで8点とは一体どうした!?
おまえ入試トッブクラスで入学したんちゃうんか!?と。
一番最初の簡単なこのテストで一回手を抜いてしまうと、中間期末考査と、この最初でサボってしまった子が取り返せるはず無いんです。
入学式後、授業を受けていても顔が黒板の方に向いてるだけで全く頭が働いてない。
落ちこぼれる理由
成績不振の原因は理解力のあるなし、あたまがわるい、などの問題では無いです。
学習習慣が保たれるか否かのみです。
1月26日に入試で合格した子達に入学説明会があってその後に4月6日の入学式までの75日間、何をしていたか?が重要になってくる。
西大和では春休み、入学前に課題が出て2月17日に新入生実力テストを行う。
このテストは同じ問題を毎年使う。
つまり以前の生徒とどれぐらい違うかを線引きすることが出来る。
新入生実力テストを課しているにかかわらず成績が悪かった子達がどういった生活を送っていたかと言うと、
つまり学習習慣の喪失がありました。
日能研でもそうですが、受験までの間きめ細かい手厚い指導を一身に受け
テレビの電源は落とされ、
ゲーム機は隠され、
色々な我慢をしてきて
勉強に打ち込んできた状態だったのが合格発表から、
ほぼほぼ2ヶ月間好きなことを好きなだけさせてしまった子が下位になっていた。
入試で上位で合格した子でも学習習慣の喪失があった子は成績下位者の常連になってしまう。
かえして言えば入試でギリギリでも学習習慣を喪失しなかった子は上位の常連になっている。
入試の時の出来不出来はその後の成績と相関はほとんど無かった。
ここから言えることはとにかく潜り込めば、その後の成績は学習習慣によると言う事です。
上位の学校に入ると後が大変と考えるのでは無く、上位の学校に入った者が勝ちです。潜り込んだモンがちです。
75日間の過ごし方に関して
志望していた難関校に合格した。
だからといって昼夜逆転やゲームし放題、スマホ依存にさせてはいけない。
この時期に何の制限もかけない、誰とでもつながれるスマホを、なぜ与えますか。
そんなのダメに決まってる。
合格後も、中学受験でせっかく苦労して付けた学習習慣を無くさないようにお願いします。
中学受験がゴールではない。
難関校と言われる学校に来る生徒は全員、高いハードルを越えてきた子達です。
今までの公立小学校のように、チョット勉強するだけで簡単にクラスで一番になることは出来ません。
特に一番肝心なスタートでつまずいてしまうと、その後に追いつくことは至難の業です。
その後の6年間が台無しになってしまいます。
お母様方は中学受験の成功がゴールとは思わずにその先の大学受験、就職、子供が自立して一人で生きていけるようになるまでは、気を抜かないようにお願いします。
長いようで短いです。
もう後たったの10年ぐらいしか見てあげる事は出来ません。
最後まで悔いの残らない子育てを実践していきましょう!
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