おはこんばんちはならー!あ~るで子でーす。
この時期恒例PTAの【役員できるかなアンケート】が手元に届きました。
この記事で言いたいことは
・PTA活動は実際クソ面倒くさいけど、やりがいがないことはないし悪くない経験だった。
悪くない経験だったと思う。と、思わないとやってらんないくらい面倒くさい。
・道徳的な圧力=「みんながやるのが当たり前なんだからやらない人はズルい」ってのについうっかり同調すると呪いの迷宮をぐるぐるするので注意。
あと、ホントに事情があって困っている人が役員にされちゃったら負担がちょっとやばい。
・「こどもたちのためですから^^」「こどもたちのためにいつもありがとうございます^^」→あ゛?
・メリットが無い事をやめるデメリットがおおすぎてがんじがらめ
・短期的にはどうにもなんねえです!
・ベルマーーーーーーークッ💢💢💢
・とすればできるだけ楽しくやるために大人力ヂカラ使ってこうぜ💪
さて、PTAのことを話すのにその沿革の説明が要るので、長いよ!
めんごめんご!
はじめに:私のPTA役員経験
わたしのPTA役員経験は、きゅーたろうが年長のとき公立幼稚園でヒラ役員が一度。
きゅーたろうが入学してから小学校で運営理事が一度です。
役員名称はわりと色々なんだよね。
私のちょっとアホな実父のPTA経験がちょっとかなり長かったので、そちらもそのうちおまけで紹介します。
1、なんでPTAができたの!?
こちらにご紹介する私が大好きなとても切れ味の気持ちよいブログ。
このブログに出会ったきっかけがこのPTAの記事でした。
もう3年目くらい大好きですファンです読んでます!特に好きなのは第三者委員会まとめ。topisyu.hatenablog.com
上記ブログをかいつまみますと、
日本のPTAは戦後すぐにGHQがアメリカから輸入し導入した。
本場アメリカのPTAは自発的に組織された保護者の会として1947年4月時点で50年の歴史があったのに、全体的な組織率(全体の何パーセントがPTAに加入しているのか)は20%程度。ホントに自主的なんだろうね!
日本ではGHQが推奨したので文部省主導で導入。導入後たった4年(1950年4月)で組織率ほぼ100%を達成。
こんなに早く100%になるには、既存の父母会・後援会をそのままPTAにしちゃうとか、ほぼほぼ全員参加を強烈に推進されてて、つまりたてまえはともかくハナっから自由参加じゃないです。
なんでこんなにしっかり導入したのかな?
ってのも上記ブログとウィキペディアより
設立当初のGHQさんの考えた目的
・保護者と教員が学びあうことで教養を高め、成果を家庭・学校・地域に還元すること。
・PTAが民主主義教育推進のために積極的な役割を果たすこと。
・PTA活動を通して民主主義の実践演習をすること。
でも実際は
・戦後物資が足りない中、お金の援助・先生の補助・教育環境の充実(給食制の導入など)をするための寄付団体。
1960年代に(ある程度教育環境が整ったことで)寄付団体を脱却してからは本来の目的だった事がもう一度クローズアップされます。でそこから現在に至るまでは、
・自分のこどもだけじゃなく、広く、児童生徒の幸福な成長を図るための会員相互の学習活動・社会活動を行う任意団体(でも基本全員参加ね)。
てことに。
2、現状なにやってんの
さて、そんなこんなを踏まえたところで、
私が体験したもの、および近隣小学校の人に聞いたPTAのおしごとは、
・個人情報保護の関係で、PTAが自力で名簿を作らないといけなくなったので、アンケートにおなまえ、電話番号、児童の名前を書いてもらって集める
・会議に出席(学校でやる学校側同席の定例会議・市や県のPTA会議・全国PTA会議)
・保護者を対象にした教室・講演会の開催
・他所の団体・学校主催の講演会に席を埋めに行く
・PTA活動についての新聞を発行して広報する
・バザー
・登下校の見守りパトロール
・花壇の整備
・ベルマーク活動
・歯磨き教室
・地域のいろんなスキルを持った人に講師をお願いして児童にいろんな体験授業をしてもらうイベントの開催と会場係(現在は学校が主催)
・会費以外のPTA活動で稼ぎだしたお金を周年行事の積み立てに拠出すること
などなど
都市部などでは集団登下校の班を管理する仕事もあったりするようです。
うわー脱退を言い出しにくい!
PTAの役員構成
PTAでは男の人が名誉職の会長を、副会長以下女の人が実働部隊となっている事が多いです。
戦後すぐは、なり手であるお母さん≒専業主婦っていう状態と、こどもに民主主義をたたき込むために、まずはお母さんにPTA活動を通して民主主義的技法を実践させたかったのかな?
単にお父さんにそんな時間がなかっただけかも!
役員の男女比に関して。
わたしはヒラ役員のお父さんを見たことがないです。
会長と、次年度会長をやることが決まっている副会長のみ男性。
ヒラ役員は100%女性。
でも、近隣保育園では女性会長や、お父さんヒラ役員がいたと聞きました。
保育園は共働き家庭が多いので実利を重んじそう。
慣例でがんじがらめとかじゃなくて多少柔軟で効率的なのかもしれない。
民主的技法ってのは、何でも話し合いで決めます。独裁禁止。
衝突しないようにネガティブなことには積極的に言及しない。
多数派であることが大事。慣例からはみ出すことを嫌う。
同調圧力が強めで、私が体験したPTAは女性のみだし会議は踊る踊る。
でも会議してもしなくても結論はホトンド同じ。
幼稚園のPTA
幼稚園のPTAでは、他の母集団よりたぶん専業主婦が多いので、さらにお茶会っぽくなる。
全体会議の時は人前で喋ろうとする人が居ないからそうでも無いんだけど、分会(係や委員会)だと、具体的な作業がない限りはほぼお茶会。
手段が目的になってる感じ。人脈がちょっと広がるのは良いこと。
なにより一年無事に我慢すればお役目が終わるので、無難に終わることが最上。
特に小学校は余計な提案しないでください☆と言う圧がありました。
良い方にも悪い方にもだけど、余計な仕事を背負い込んでまでわざわざ改革はしないです。
3、外から見たPTA
さてさて、昨今の忙しい先生問題・集客力のない講演会の席を埋めなきゃいけない問題などなど、PTA以外のひとたちが、保護者宛になにかお願いがあるとき、窓口としてPTAは便利です。
保護者を一応、とりまとめているから。
たとえば、朝の旗振り当番も先生が保護者にやって欲しいなーと思うと、
①お手紙を児童の人数分配布して旗振りボランティアの募集
②期限を決め申込用紙を提出させ、集計
③人数と配置、誰が、いつ、どこで旗を振るかを決める
④どの様に行うのかレクチャー
⑤備品の配布
⑥実行してもらう
⑦備品の回収
などなど、うんざりするような手順が待ち構えてます。
元々過労気味なのにね。
これらをPTAにまるっと投げられるかもしれないのは魅力的ですね。
学校行事のお手伝いや、部活動へのフォロー、それらをPTAに打診することで実務が減る(可能性が出てくる)。
笑い話みたいだけど、ネットで見かけた話。
都内のPTA活動を全てボランティアにした先進的なPTAがある学校に取材をお願いしたくて小学校校長に電話をかけた人のお話。
こちらのPTAの特色はは役員決めない、会長決めない、やりたい仕事をやりたい人がやる、という100%志願制。
本物のボランティアな仕組みなので、校長先生曰く
「取材かぁ・・・・・・。でもPTA会長も本部も名簿もないので、誰に打診したらいいのか分からないんですよねー。」
良い仕組みなのに窓口がなくてアポも取れないw
もいっこ例えば。
地域の暇な有閑マダムの集いが、
「理解がゆっくりな子に算数の宿題を見てあげる時間を提供したいが、学校には相談済み。
代表者を設定して、ボラにティア団体として登録すればもしかしたら活動できるかもしれない様子。
とはいえ、知らないおばちゃんに教わることについてどう思うのか保護者の意見も聞いてみたいけど、どこに連絡取れば良いのかしら」
とかご厚意を発揮しようとしてるとき、PTAっていう窓口があれば、民主的に検討できたりします。
PTAは、それ自身はさておき、PTAを取り巻く人達にとって、PTAっていう仕組みで存在してくれることがとっても便利な存在。
次の記事で
任意団体であるPTAについてを書いていくよ~
明日のあ~るで子もお楽しみに!
PTAと言えばベルマークですね。
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