中学受験における父親とはなにか?
考えてみました。
その②です。
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なぜ自分自身を一番に考えなければならないのか。
もちろん、父親だけでなく子供も自分自身を一番に考えなければなりません。
子供は父親の分身ではありません。
父親が子供に入れ込みすぎると、
父親は子供に自分自身を投影します。
「俺の子だから、これぐらい出来るだろう。」
なんてことを臆面もなく言ったりします。
大した能力も無いクセに。
親も子供も、「自分自身」を一番に考える。
そして、その考えを互いに尊重する。
これが、普通の父子関係で一番大事な事だと私は思います。
父子関係は難しい
父親と子供(特に息子)との関係性は難しいです。
子供に全く興味の無い人もいます。
そういった人は
「もっと関わりを持った方が良い」
と考えます。
私のような(自分が一番大事)と考える人は
「ルールを決めて意識的に息子と関わった方が良い」
と思います
逆に、
自分と息子を同一視してしまうような人は
「あまり入れ込まない方が良い」
と考えます。
男の人は、10か0かで考える人が多いです。
「全く関わらない」
か
「ずっと張り付いて関わる」
このどちらかです。
もちろん、どちらも良くありません。
程よい距離感がベストです。
ただし・・・
中学受験においては
どちらかと言えば。
「全く関わらない父親」の方がマシかもしれません。
絶対にやってはいけない事
中学受験で成功するために父親がなにをやると良いかは、私にはわかりません。
でも、やってはいけない事は分かります。
①子供が勉強している机の後ろに立って見守る。
これは父親はもちろん母親もやらない方が良いです。
もし、やるにしても
年に1回ぐらいまでです。
父親が後ろについて見守るなんて、特別な事です。
5~6年生は必要ありません。
だから3~4年生の間で・・・
合計2~3回ですね。
監視カメラも付けない方が良いです。
私のオススメは
【最初から】リビングで学習する環境にしておく。
です。
母親は、普通に家事をしていてください。
父親はそこに居るだけで大丈夫だと思います。
②中学受験を続けるかどうか子供に決めさせる。
これは最悪です。
続けるかどうかは、「父親」が決めて下さい。
あなたが決めた事なので、責任はあなたにあります。
絶対に
「やる気が無いなら、塾なんか辞めてしまえ!!!!」
と言ってはいけません。
そんな声かけをしても、子供がやる気になることはありません。
私が言っていることとは、真逆のことです。
中学受験に向いてない子は向いていません。
残念ながら、これはどうしようもありません。
間違えてはいけません。
子供に責任はありません。
大丈夫です。
中学受験なんかしなくても幸せになれます。
適性が無い子が無理して中学受験をするよりも、
父親が判断して撤退した方が良いと思います。
より幸せになる方法を探す為に「中学受験から撤退する」それだけの事です。
幸せになる方法は中学受験以外にもあります。
それこそ、S&P500でも買っておけと・・・
身長が高い子がいれば、低い子がいるように
顔が可愛い子がいれば、ブサイクな子がいるように
賢い子がいれば、そうでない子もいます。
それだけの事です。
あなたがどれだけ死ぬ気で、走る練習をしてもウサイン・ボルトに勝てないように
中学受験に向いてない子は、
どれだけ死ぬ気で頑張っても
中学受験に向いている子には勝てません。
認めたく無い事ですが、それが事実です。
その事実を認める事ができるのは「唯一父親だけ」だと思います。
これが、最後の父親の役目なのかもしれません。
親子とはなにか。
父親と息子は別々の存在です。
小学生の頃は
父親は息子に自らを投影し
息子は父親に見捨てられないように行動するかもしれません。
でも、そんな状態がずっと続いたら絶対に幸せにはなれません。
どこかで別々の存在として独立しなければなりません。
父親と息子は同一の存在ではなく、
同じ方向へ向いて進み、互いの幸せを考える家族。
そんな存在になれる時は、もうすぐそこに来ています。
そんな気がします。