こんばんは~
効率厨のつつです。
いきなり暗い題名で申し訳ありません。
私の会社で鬱が原因と思われる状況で自殺してしまった人がいたので、話をしようと思います。
今日は鬱について考えていこうと思います。
私は職場で安全衛生管理者の立場でもあるので、従業員の体調面だけでなく精神面での管理もしています。
管理をしていると言っても、やはり自己申告や回りの人からの打上が無いと全てを把握する事は難しいのが現状です。
今回亡くなった方の話
今回亡くなった方は、私の担当している職場ではなく、隣の職場の従業員です。
性別は女性です。
年齢は50歳前後。
多分、シングルマザーです。
隣の工場の従業員なので、
私とは朝に駐車場で会うと雑談をする程度の間柄でした。
雑談の内容は、他愛のない事が多かった。
遠くにいる私の所へ、わざわざ来て雑談をしたがります。
どちらかと言えば、明るい元気な性格だと思っていました。
2~3年前に息子さんが高校を卒業したと言って、部活か何かの写真を見せてくれました。
とても嬉しそうに話をしてくれたことが印象に残っています。
最近
だいたい週に1回すれ違うかどうかなので気がつきませんでしたが
ここ1ヶ月顔を見ていませんでした。
GW前から鬱で休職をしていたとの事でした。
鬱で死んだと断定してしまいましたが、
正確には鬱で休職中に亡くなった。
と言う情報だけで、本当の死亡原因が鬱かどうかは分かりません。
自殺かどうかもわかりません。
ご家族の意向で葬儀も家族内のみで行われた様です。
実は、自殺してしまった人は彼女だけではない。
当社では去年も一人亡くなっている。
去年亡くなった人も女性だった。
64歳ぐらいだったと思う。
定年退職後に再雇用されていて、その期間が満了して1ヶ月以内に自殺してしまった。
仕事以外が原因での自殺
その人の場合は、仕事が直接の原因ではなく、
旦那が認知症を患っており、介護の負担が大きかった。
今までは仕事で気を紛らわせる事が出来たが、それも終わってしまった。
そのために、その後の人生を悲観して自ら幕を下ろしてしまった。
この場合は、職場は関係ないように思えるかもしれない。
でも、彼女の思いを知ることが出来ていれば、再雇用を続ける事もできた。
違った対応も出来たかもしれない。
少なくとも違った未来が待っていたのは間違いないだろう。
少なくとも私はそう考える。
忘れないでいて欲しいこと
会社は・社会はあなたが思うほど薄情なものでは無い。
必ず救いの手を差し伸べてくれる人はいる。
会社の存在意義は2つある。
ひとつは、利益を出すことだ。
当然であるが、世の中に求められているものを提供し、利益を得る必要がある。
利益が出せない会社は潰れるか、他に吸収されるかしかない。
もうひとつは、従業員の生活を守ることだ。
企業活動をする事で、従業員の生活の糧を得る場所を作る事だ。
従業員を幸せにするために会社は存在する。
この2つのうち、
最悪、後者が達成されていれば、その会社は存在価値がある。
しかし、
従業員が幸せでないなら、どれだけ利益が出ていようが存在価値は無い。
今後、人を使う立場になる人は、この事を忘れてはいけない。
従業員を幸せに出来ない会社が、世の中を幸せに出来る訳がないのだ。
鬱にならないためにはどうするか?
最近(ってほどでもないか)流行の新型うつと言われるものがある。
新型うつの特徴
1、私はうつだ!と声高に触れ回る。
2、薬を飲んでいるアピールをする。
3、仕事に来ないで急に休む。
4、仕事は手につかないが、休みは満喫する。
5、他人に頑張れと言われることを極度に嫌う。
6、医者の指示を基本的には聞かないが、「気分転換に海外旅行をするといいよ」と言うような、自分に都合の良いアドバイスだけを聞く。
新型うつと本当の鬱は別物だ。
真逆・正反対と言っても良いのかもしれない。
新型うつの人は本当の鬱にはならないので、その点では喜ばしい事だ。
新型うつになることが、本当の鬱にならない様に予防する良い方法なのではないだろうか。
鬱にならない様にするには、先ほどの新型うつの特徴を実施しよう。
1、まわりの人に自分が鬱だと言って認識してもらう。
2、薬を飲んでいるアピールをして心配してもらう。
3、仕事を気分で休む。
4、休みを満喫する。
5、他人に頑張れと言われることを嫌う。
6、気分転換に海外旅行へ行く。自分に都合の良い話だけを聞く。
最悪なことになるぐらいなら、そうした方が100倍良い。
※注意:私は精神科医では無いのでアドバイスが間違っている場合があります。
知り合いの精神科医のはなし。
そうそう、女性の精神科医に知り合いがいるのですが、
毎日、精神病の患者と話をしていると医者も精神病になると言っていました。
実際にその女医さんの話を聴いていると、確かにちょっと参ってきているなと感じる事があります。
そういった、精神病の人と関わりがある人も注意が必要です。
たとえば、 家族、友人、彼氏、彼女、クラスメート 等などに、そういった人がいる場合です。
だれしも鬱になる可能性はある。
真面目で強そうな人。明るい性格(に見える)人。
そんな人が鬱になる。
今回、亡くなってしまった人達も、そんな人達だった。
申し訳ないが、私は二人の異変に全く気付かなかった。
せめて相談してくれていれば、違う対応が出来たかもしれない。
そこまで多くない従業員の中で、2人も亡くなってしまった。
ひとは案外簡単な事で死んでしまう。
昔ゲームや漫画では人が簡単に死ぬから、子供の教育上良くないと言われた時期があった。
でも現実はこの認識は間違っている。
正確には、ゲームと同じように現実でも人は簡単に死ぬ。
下手をすれば、ワンピースの方が人は死なない。
ドラゴンボールの様に生き返ることもない。
一般的には、うつ病は男性がなりやすいと言われて居たが 、私の経験では女性も同じだ。
女性の方が、本当の鬱になった場合に回りから気付かれないのかもしれない。
女性の方が新型うつになる可能性が高い分、本物の鬱も見逃してしまう。
回りの反応
この責任は誰にあるのか?
私の考えでは、職場を管理していた人間にあると思う。
もしも私の部下であれば、その自責の念から逃れる事は出来ないだろう。
社長も、隣の職場の管理者も、自責の念を感じているのかもしれない。
でも、会社は一人いなくなったと言うだけで、今日も普通に稼働している。
特別大きな混乱もない。
遺書等があって原因が明確になっていないので特別に叱責や懲戒等があるわけでも無い。
今は、誰もがその話題に触れようとはしない。
いや、陰では話題になっているが、表だって何か動く人はいない。
私自身も、そんなことになる前に相談してくれれば良かったのに。と思うだけだ。
少なくとも表面上は何も無かったように進んでいく。
これでは、いつ再発するか分からない。
少なくとも自分の部下からはそういった人が出ない様に細心の注意をはらう必要がある。
これは絶対にやらなければいけない。
日々の声かけや表情の変化を見る必要がある。
ゲームや漫画よりも簡単に 人は死ぬのだ。
それを忘れてはいけない。
繰り返しになるが、
他人を使う立場になる人は、使われる人の人生の一端を支える責任を負う覚悟をしなければならない。
人は想像以上に弱い。
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