こんばんは~!
つつです。
今日はソロバン教室についてです。
昔から習い事と言えば、「ソロバン」は定番のひとつでした。
今でも、結構人気で通わせている人も多いです。
この習い事に意味があるのかどうかを考えてみたいと思います。
以前も少し書きましたが、それにプラスした内容になってます。
中学受験するにはソロバンをやった方がいい?きゅーたろうのお話
ソロバンの習い事について
暗算をするときに手をシュシュシュッと動かして「エアソロバン」するのはカッコイイですよね。
頭の中にソロバンが入っているのでしょうか。
そんなことできない人から見ると、憧れ(?)の特技です。
ソロバンをする事で
・計算スピードが速くなったり。
・計算問題に苦手意識が無くなったり。
・計算ミスがなくなる。
そんな効果が期待されています。
また指の運動をする事で脳が活性化される!?
なんてホントかウソか分からない話まであります。
なんか良いことばかりの、「ソロバン教室」ですが、やはりやらせた方がいいのでしょうか?
私の個人的な意見と実際に通わせてみた感想を述べたいと思います。
※N=2の個人的なお話です。
前提条件
一応、我家の状況を紹介します。
1、中学受験で難関校を目指す
2、兄弟2人いる。
兄のぴーたろうは難関私立中学1年生
弟のきゅーたろうは小学4年生
3、兄はソロバンを習っていない。
4、弟は小学2年生からソロバンを習っている。
5、ソロバン以外の計算教室(公文式等)は二人とも行っていない。
兄弟で、ソロバンを習っているか習っていないかの違いがあります。
兄は算数が苦手だったのでテコ入れで弟にはソロバンを習わせてみました。
生まれ持った能力は兄弟でも同じではないので、ソロバン以外の要素で差が出ることを承知した上でお願いします。
ソロバン教室に効果はあるのか?
とりあえず、言えることは・・・
ソロバンも(公文式も)行かなくても、難関私立中学は合格できます。
※灘・開成レベルは分かりません。
そして・・・
ソロバンを習っている弟が算数の点数が良いか?と言われると疑問です。
正直言ってあまり良くない面も見えてきます。
詳細は後で書きます。
中学受験の算数はどういうものか?
中学受験の算数において、確かに計算スピードは大事です。
当然ですが、遅いよりは早い方が良いです。
でも本当に大事なのは、解法へのヒラメキ力と読解力と知識・経験です。
どれだけ計算スピードが速くても、計算式の立て方が間違っていたら意味がありません。
計算に取りかかる以前の問題です。
中学受験の算数問題は、「正しい計算式をたてる」これが8割と言えます。
算数の問題を解く時間イメージ図
問題の種類にもよりますが、このぐらいです。
難関中学入試には、単純な計算問題は出ません。
図形問題や文章題ばかりです。
もし計算問題が出たとしても、普通に頭から計算したらダメです。
工夫をして計算する必要があります。
なので、もし計算スピードが倍になったとしてもトータルでは1割しか早くなりません。
ソロバンを頑張ってきた子と、やったこと無い子で1割しか差が無いのです。
問題を早く解ける様になる為には・・・
ソロバンを習って、計算スピードを早くするよりも、
問題文を読むスピードを早くしたり、
解法を考えるスピードを早くした方が効果的です。
なぜなら
問題文を読解する力は、算数以外にも役立ちます。
解法を考える時間が半分になれば、例え計算スピードが多少遅くても問題ありません。
だから、私は効率を重視した場合、「ソロバンは必須ではない」と思います。
ソロバン教室の問題点
ソロバンの昇級テストの例題をのせます。
と思ったけど、見本まで無断転載禁止だったのでリンクを飛んで見てきてください。
なんのひねりも無く、単純に計算スピードだけが求められます。
中学受験においては、こんな簡単な問題が出ることはありません。
このレベルの問題が出る学校なら、勉強しなくても合格できます。
ひねりの無い問題が沢山でる。
難易度はかなり低いですが、問題数だけは沢山あります。
これでは、すぐに飽きてしまいます。
単純な反復練習が好きな子(女の子に多い)なら良いですが、男の子で好きな子は少ないでしょう。
中学受験で求められる能力とは全く別の能力です。
問題数が多いと、1問1問に集中することができなくなります。
早く終わらせる事が目的となってしまい、正確性が下がります。
一番問題は昇級テストにある。
昇級テストの合格ラインが8割程度です。
沢山ある問題を解いて、8割あたっていれば合格で次の級に行けてしまいます。
また、降級する事もありません。
もう一度言います。
ソロバンの昇級テストは8割あたっていればOKと言うシロモノなのです。
コレで良いのでしょうか?
これが、中学受験の問題だったら・・・
単純な計算問題は10割取れて当たり前です。
逆にスピードはそこまで求められません。
全体の8~9割の時間を使って
・問題文を読んで
・解法をひらめいて
・計算式を立てて
そこまで正解していたのに、
最後の単純な計算ミスで0点になる確立が2割もある。
コレでオッケーで良いですか?
しかも中学受験の算数問題は、最後に単純な計算を1問につき3~4つ解かなければならないので、
4~50%は計算ミスして0点になってしまうと言う事です。
ちょっと極論ですが。
これでは志望校に合格する事はできません。
私からのアドバイス※つつ理論です。
私の子はソロバンを習わせているから、中学受験の算数はバッチリだ!とは思わないことです。
全く関係ありません。
もし、あなたの子がソロバンを習っているなら、昇級テストの内容までしっかりと見てください。
合格しているから安心!と考えてはダメです。
毎回100点で合格していないなら、ソロバンは向いていないので辞めた方が良いかもしれません。
ソロバン教室は、計算の練習をしているのではありません。
8割あたっていればOKなスピードゲームをしているダケです。
下手をすると中学受験においてソロバンは弊害になったりします。
心配はいりません
ソロバンなんかやらなくても、問題を解くスピードは早くなります。
中学受験向けの問題を解き続けていれば、計算スピード以外の部分が早くなります。
計算が苦手でも、解法を工夫することで簡単な間違えにくい計算式に変換することだってできます。
まぁ、ソロバンは・・・
指の体操!として、1~2年生でやるのがオススメなのではないでしょうか。
中学受験向けの塾へ通い始めたら必要ありません。
※私の個人的な感想です。
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