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カウントダウンタイマー  

 

老後資金2000万円について③払い込んだ年金の元を取るためにはどれぐらいかかるか。

こんばんは~!

効率厨のつつです。

 

今日は昨日、その前の記事の続きなのでまだ読んでいない人は先にそちらを読んでください。

 

 

①老後資金に必要な2000万円を貯める方法(考え方)の一例

 

www.tutukun.com

②年金の問題点

 

www.tutukun.com

 

今回は、払い込んだ年金の元を取るためにはどれぐらいかかるかを試算してみました。

 

※私の言っている年利は全て税引き後です。ここでは年金=厚生年金とします。 

金保険料の支払い総額の計算方法について

他サイトには大きな計算ミスが2つあるよ

色々なサイトを見ていると、75~80歳ぐらいまで生きれば元が取れると書いてある所が多いです。

でも、それは大きな計算ミスが2つあります。

 

 

その① 9.15%で計算されている。

労使折半なので個人負担額は18.3%の半分の9.15%で計算されている。

 

いやいや・・・なんで9.15%で計算する?

トータルとしては、企業から見たら労働者に払おうが年金機構に払おうが一緒じゃないですか。

イメージ図

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※計算がめんどくさくなるので所得税・住民税等は抜いてあります。

 

 あなたなら下記の3つどれが良いですか?

①年収454.25万円だが、厚生年金は全て企業が払ってくれる。 収入454.25万円

②年収は500万だが、厚生年金の半分は企業が払ってくれる。収入454.25万円

③年収は545.75万円だが、厚生年金は全て自己負担。収入454.25万円

 

普通の人なら、どれも一緒だと分かるはずです。

結果としては、労働者がもらう金額も企業が払う金額も一緒だからです。

だから9.15%ではなく18.3%で計算すべきなのです。

 

なので、こういった年金を何年受給したら元が取れるか?と書いてあるサイトを見るときは個人負担額が9.15%で計算していたらその倍は払っていると思ってください。

 

その② 資産運用されていない。

 全く資産運用せずに貯金したことにして計算している。

年収500万の人の保険料は約91.5万円です。 

これに労働した期間40年として

91.5✖40=3660万

こんな単純な計算をしているサイトが見受けられます。

 

でも本当は毎年91.5万円を資産運用したらもっともっと増えます。

 40年間を年3%で運用できたら倍近くになります。

 昨日の記事にもう少し細かくのせているのでそちらを参照にしてください。

https://www.tutukun.com/entry/nenkin2

 

 

毎年100万近くのお金を貯めていって、ただ普通預金に突っ込んどくダケの人がどれだけいるのか。

 

事実、年金も資産運用をしています。

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www.gpif.go.jpここから引用

 

過去17年間(13~29年度)で3.12%で運用できています。

これはかなり安全にリスクを取らないで運用してこの数字です。

私の言っている年利3%もおかしな数字では無いと理解出来ると思います。

 ※私の言っている年利は全て税引き後です。

 2つの計算ミスのまとめ

 この2つのミスを両方併せて

年収の9.15%+資産運用無しで計算すると

平均年収500万の人の40年間の総資産は

45.75万×40年間=1830万

となってしまいます。

 

正しくは、

年収の18.3%+資産運用年3%で計算すると

平均年収500万の人の40年間の総資産は

91.5万×40年間×年率3%=約6480万

となります。(税引き後年率3%)

4倍ぐらいの差がありますね。

※細かい計算は昨日の記事を見てください。 

 

わざと年金には問題が無いとミスリードを誘っているとしか思えないようなサイトが多いです。

そう、あ~るで子の大好きな陰謀論です。

f:id:tutukun:20190308224753j:plain世界は陰謀でうごいているでござる(持論

 

払い込んだ年金が何年で元が取れるか。

 前置きが長くなってしまい申し訳ありません。

私の計算では下の表のようになります。

 

前提条件

昨日の記事で試算した人の続きです。

 

・年金の受け取り開始は65歳から

・試算は年率3%(税引き後)で継続して運用

・夫婦2人分(嫁は同じ年齢で20才で結婚し専業主婦で生涯ずっと第3号被保険者)

・支給額は月額22万円の支給=年額264万円(夫婦2人とも健在だった場合の支給額)

これ以上無いぐらいの一番効率よく多くもらえる条件での試算です。

 

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なんと、年金の元を取るのには124才まで夫婦が二人とも生きている必要があります。
100歳の時点でもまだ4600万ほど資産が残る計算です。

 

今から80年後には平均寿命が124歳まで延びる可能性は否定出来ませんが・・・
多分無いでしょう。

 

ちなみに、年率4%(税引き後)で運用ができたとしたら

資産は減りません、増える方が早いです。 

※私の言っている年利は全て税引き後です。

 

まとめ

これでもまだ年金が足りないのでしょうか?

 

年金で元を取ろうと思ったら

124歳まで長生きをするか。

インフレを毎年5%ぐらいで推移させて

20代の時の年収が100万で50代には1000万ぐらいになるようにするか。

 

あまり現実味の無い事が起こらない限り元は取れないですね。

 

現状の年金は

現役1人で老人1.5人ぐらいを養っても何とかなるぐらいの計算になっています。

これをヨシとするかですね。

 

全て自助努力にするのは暴論かもしれませんが、今よりも年金は少なくした方が良いかもしれませんね。

 

高負担高福祉の社会主義日本が良いか

低負担低福祉の資本主義日本が良いか

どちらが良いのでしょうか、あなたはどう考えますか?

 

 明日は、自助努力で年金を作る方法を解説します!

イデコ・つみたてNISAの話なので知ってる人は読まなくても良いですよ。

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