おはこんばんちはならー
あ~るで子だよー!
今日は、PTAのお話の第4回目です。
まだ読んでいない人は過去記事もおねがいしまーす。
ベルマーク担当役員とは?
読者の皆様はベルマーク運動の事をしっていますか?
「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」。
ベルマーク運動は、そんな願いをこめて1960年に始まりました。PTAなどのボランティアで生み出された資金(ベルマーク預金)で学校の設備や教材をそろえ、さらに国の内外でハンディを背負いながら学んでいる子どもたちに援助の手を差し伸べます。 マーク集めから始まるだれでも気軽に参加できるボランティアです。
約820万世帯のPTAと、共鳴する企業や地域の人たちに支えられて助け合いの輪は大きく広がっています。
ベルマーク運動は、PTAと企業(協賛会社と協力会社)、そしてベルマーク財団がスクラムを組んで進めています。HPより引用
まぁ、要するにマヨネーズとかお茶漬けのりとか、お菓子の箱、ジュース等に付いているベルマークを集めて集めた点数に応じて学校の設備や教材などに使われる資金になる。
と言うこれだけ聞けば、素晴らしい仕組みです。
あなたの(子供の)学校にもベルマーク集めがありましたか?
昔はどこの学校でも集めていたように思いますが、最近では集めていない学校もあるようです。
それでも、ほとんどの学校で集めているのでは。
この写真のベルのマークがソレですね。
結構色々な物に付いているので探してみると良いです。
ちなみに1点=1円計算です。
ベルマーク担当役員とは・・・
このスバラシイベルマークカツドウを担当するのが、
そう、わたくしめが仰せつかった、
PTAベルマーク委員会の委員長です。
いや~もう、やる気がみなぎってきますね。
だって、こどものためですよ?
なぜなら、エラい先生方がそうおっしゃっていました。
是非とも先生方にも先頭に立っての活動をお願いしたい所であります。
いやいや、私には役不足(※誤用ではない)ですので・・・
是非とも先生方にやってもらいたいですね。
クソ面倒くさい集計作業
このベルマークの仕分け作業が、クソ面倒くさいです。
袋に入れてポンッとおくれば後は企業が勝手に集計してくれる類いのものではありません。
①一枚一枚切り取って
②企業別に分ける
③点数別に分ける
④企業別専用封筒に入れ表に枚数・点数を記入
⑤何点あるか計算して表にまとめベルマーク財団に送る
こんな事をしなければいけません。
あーるで子がやった具体的な手順は下記。
うっすいとこは委員長のお仕事だよー!
1、去年の前任委員長さんの記録を読み込む
2、実際の手順をなぞってやってみる・ネットなどにある事例を調べて良さそうな物をピックアップする
3、もっと良い方法が無いか、実際にちょっとだけ集まってたベルマークを使い有志を募って作業してみる会を開催
4、そこで得た知見を今年度の作業に組み込み、作業手順、説明、コツなどを記した「作業の手引き」を作成
5、各委員の予定を調整して作業日・予備日を設定、通知・出欠確認を行う
6、作業日にどうしても来られない人には持ち帰り分でちょっと多めに負担してもらうことを事前に通知
7、作業日に約3万枚の集まったベルマークを会社ごとに絶対に仕分け終える
8、枚数的、作業の難易度的にバランスが取れるように各委員に割り振る
(やむなく作業日に欠席だった方にはちょっと多めにお持ち帰りいただく)
9、自宅で計数・集計作業を行ってもらう
(企業別封筒に集計済のベルマークを入れ、表面の集計欄を記入してもらうまでがお仕事)
10、進捗具合をメールのやりとりで把握し、作業が遅れている委員の分を手伝う
11、作業を完了した委員のおうちにベルマークを回収しにいく
12、計数・集計に間違いが無いか確認して申請用紙に記入し段ボール箱にベルマークを詰め発送する
13、枚数・点数報告とお礼のお手紙を作成し全校児童に配布
14、委員さんおつかれさまランチ会もしくは飲み会を企画
15、全員フルタイムで働く職業婦人だったので3回に分けて分散開催
16、ランチ会(飲み会)で改善点、問題点、感想などを聞き出し、委員間で共有
17、作業活動記録をまとめて理事会で報告
18、来年度への引き継ぎ資料を作成
配慮された結果、ベルマーク委員にされちゃう仕組み
さて、上記の通り、ベルマーク委員は作業量がパネェんですけど、実際に学校に来るのはたったの一日。
会社別にベルマークを分ける日のみ、全員参加です。
3万枚を会社ごとに仕分けるのは8人で一日かかります。
お昼持参で9時から子供が帰って来ちゃう15時までになんとしても終わらせないと持ち帰り作業を割り振ることができません。
でも言い換えると1日だけ、有休取ればなんとかなるタイプの委員会なのです。
そんなわけで、フルタイム勤務のかたが多くここに振り分けられる。
「何度も学校で打ち合わせは困りますよね、ではこれならできるのでは?」
と言う親切心で、毎年ここに職業婦人が吹き溜まります。
昼間は9時~17時ではたらいて、買い物袋ぶら下げてダッシュで帰宅。
習い事の送迎を終えて、家族の夕食を作り風呂の用意をし、皿洗ってから
ベルマークの作業をします・・・・・・。
約3万枚。これを8人で。
お持ち帰りした担当の枚数は単純に割り算で3750枚。
委員の皆様に調査したところ、
1日2時間やったとして3~4日くらいかかったそうです。
みなさん職業婦人なので、口をそろえて
「お金なら払うからこのアホみたいな作業をやめたいです・・・・・・」
効率がスんゴく悪いベルマーク
なんとこのベルマーク。
1個0.2円とかふざけた値段の物もあります。
10枚あつめて2円ですよ?
なりたのもやしいいいいいいい
食べる分には大好きいいいいい
一枚一枚切り取って、吹けば飛ぶような薄くて小さいフィルムを静電気にイライラしつつ集計しやすいように10枚単位で貼り付けてまとめる。
10枚集めてやっと2円です。
台紙代や貼り付けたセロテープ代の方が高いのではないでしょうか。
これを時給が1500円近く取れるお母さん方が、何日もかけて仕分け、数え、集計するわけです。
暇をもてあましちゃってるタイプの専業主婦ならいざ知らず、わざわざ仕事を休んでまでする仕事では、決してありません。
ちなみに、委員が8名がわざわざ、有休を使って丸一日作業して、家での集計作業を平均で7時間近くやって。
一年間で集まったベルマークの合計金額は56000円でした。
普通に働いていれば20万円以上は稼げたハズです。
その内から1/4でも寄付すれば、互いにwinwinだった。
この作業を子供のためと思ってやりますか?
普通の感覚で言えばやらないですよね。
しかもこのベルマークに関する作業はPTA役員の中のベルマーク委員の仕事で、先生方はおろか、こども達も参加しませんでした。
こども達は集めてくるだけ。
もっと言うと、お母さんが集めていた物をただ学校に持ってくるだけです。
これを親子で参加!みたいには言えないと思うのだけど。
ベルマークを集める活動の結論
あまりに、労力に見合ったリターンがありません。
どう考えても今すぐにこの無駄な作業は辞めるべきです。
やるなら、児童会がやれば良いレベルです。
わざわざ大の大人が仕事休んでやるほどの活動ではありません。
もっと他に子供のためになる活動があるはずです。
本の読み聞かせとか、宿題のサポートとか、勉強の遅れを取り戻す勉強会とか・・・・・・
そういったものに労力を振り分けた方が良いです。
なので辞めてやりましたよ!!
一矢報いてやりましたよッ!!(SZBHより)
ええ、私が担当した年で終わりです。
わたしの後釜の隊長さんにも辞める方向の引き継ぎ計画をお渡しし、説明も細かにしました。
色々と反対意見がありましたが、一人一人論破丁寧に説明して回りました。
やった方が良いって言う人には
「是非来年やっていただきたい!推薦しておきますね!」と言ったら、何も言わなくなります。
ベルマーク担当PTA役員では役不足だとおもっているのでしょうか。
・・・・・
熱い戦いを繰り広げ、終わらせることができました。
めでたしめでたし!!