まいどおはこんばんちはならー
あ~るで子ですよ。
今日は、PTAのお話の第5回目です。
まだ読んでいない人は過去記事もおねがいしまーす。
【第4回】ベルマーク担当PTA役員(元)!のあ~るで子ちゃん
今回はPTAへの不条理な勧誘について書いていくよ!!
PTA会員の入会について
まずは、役員ではない一般会員の入会について書いていきます。
一般会員は、ほとんど全員の人が入っていると思います。
明確に入るよ!と言った記憶が無い人もいるかもしれませんが、気がつかないうちに入っちゃっています。
NH〇と似てますね。
NH〇・・・テレビがあったら入会!!
PTA・・・子供が学校に行ったら入会!!!任意ですが。
イメージ的にはこんな感じです。
会費は月々百円ぐらいなのでN〇Kよりはマシです。
でも、役員になってしまったら無償のご奉仕が待っています。
入会手続きと脱退手続き
うちの学校では入学時にドッチャリ渡されるいろんな調査用紙の一角に
「PTAに入会します ⬜」
という1行があって、その四角の中に〇を記入してもらうことで入会の意思を確認しています。
ここに〇を記入しないまま提出すると、
PTAの役員である学校の教務主任(主にPTAの講座の出納作業を一括して行う役目を担ってる先生)から個別に電話がかかってきて、
「PTAがどういう働きをしていて、入会してもらった方がみんなにとって良いんだよ」ってことを説明される。
なので、相当しっかりと入会しないと決めている保護者以外はみんな加入しています。
入っていない人は、いても2家族。
教務主任がこれを確認するのには理由があって・・・・・・
会費の自動引き落とし
教務主任がしつこく丁寧に説明して入会をお願いする理由に、PTA会費の抱き合わせ自動引き落としという仕組みがある。
手集金だと、色々とめんどくさい。
学校によっては保護者が先生に監督された状態で集金業務をやるPTAもあり、作業にものすごく時間がかかるそうです。
小銭の行方不明が出ると端から端まで荷物をひっくり返して大捜索するアレ。
手集金だと、ホントにめんどくさい(大事な事なので2回)。
・集計の手間、誰が集計するのか。
・払った、払っていない等のトラブル。
・どやって集金するのか。子供に持たせる?
・払えなくなったらどうするのか。
・誰(教員会員?保護者会員?)が集金の責任を持つのか。
・ないと思うけど横領とか。
うちの学校では給食費と教材費を銀行口座から直接引き落としをかける方法で 集金しています。
で、そこにPTA会費もチョックラお邪魔させてもらって一緒に引き落としをかけさせてもらうというわけです。
「教材費と給食費とPTA会費をいっしょに引き落としかけさせてもらうよ、PTA会費を一緒に引き落とされたくない方は、学校に言ってくださいね。電話番号は・・・・・・」
と言う案内もしてます。
脱退手続きはPTA会則には明文化されていません。
PTA事務局(教務主任が出る番号)に電話をかけて「やめます」という。
説得されるけど。
一般的にはやめ方が分からない、ってことです。
PTA役員を勧誘する事について
【第1回目】【第2回目】の記事で書いた様に、
本来PTAは任意で、生徒の為に父母が出来る事をやる団体です。
本来のPTAはやらない事で仲間はずれになったりだとか、
デメリットを受けるものではない。
しかし実際は、PTA活動をやらない人は悪い人のレッテルを貼られてしまう。
役員へのお伺いアンケート
来年PTAをやってくれないか?というお伺いアンケートがこの時期に来ます。
このアンケートに関しても今まで、役員を2回やった人じゃないと避けられない感じの聞き方をしてきます。
役員できます⬜ 役員検討してもよい⬜ 役員できません⬜
できない場合は差し支えの無い範囲でできない理由を以下から
仕事でどうしても⬜ 病気・介護⬜ 未就学児がいる⬜
既に2回以上やった⬜ その他( )
※実際にあ~るで子は、中学受験があるのでぴーたろうが6年生の時に役員をやる訳にはいかない。「やらなきゃいけないなら今年しかできません」と伝え、4年生の時に役員をしている。
この仕組みは会則では無く慣例で動いています。
PTA会則には何回やれとか子供の人数分やれとか、そういう事は一切書いてない。
アンケートで出来ない理由はなにかをきくことで 消極的に強制感を出す言い回しをしてなり手を集めるのが昔からの流れです。
おしゃべりな主婦の集まりでアンケートの内容が、お漏らしされないとは言い切れないよね、しかもできない理由だからね、貧乏くじ引いてやってる人としては面白いこと書いてあったらお漏らししちゃうよね。だから、本気で深刻な理由の場合書かない人が多い。書かないからお願いされちゃう、理由が言えなくて断れないから無理して引き受けちゃう→倒れるのコンボは数年に一回きまります。
アンケートで聞く程度のうちの学校はまだまだ優しい方で、ひどい事例では保護者会など、全員出席の行事の後、役員決めがおこなわれ、役員が決まるまで軟禁されることもあるらしい。
無言な時間が続き、無為な状態に我慢できなくなった人が「分かりました私がやりますやれば良いんでしょ!?」ってなるまで沈黙を守れるか。ヤバい我慢大会。
ちょっと前には入る、入らないは自由の管理団体なのに入らないことで子供が不利益を被る言い回しをされたりしました。
気持ちは分かるけど!!
アンケートをたたき台にして、
「あの人は保育園で本部役員やってた。あの人は幼稚園のときは副会長だった」
「あの人はしっかりしてるからできそう」
「あの人はすごい独特だから優先順位下げて欲しい」
「あの人が役員やるなら私は絶対イヤ!!!」
「3人グループで部会も一緒にしてほしいです」
みたいな情報をもとに、本部役員や校長教頭と、次期本部役員を検討してひとりずつ電話をかけて「やってくれませんか」とお願いします。
今の本部役員と親しい人、以前一緒に役員をやったことがある人がいると高確率で巻き込まれるしくみです。
半強制的な役員選定が生む不公平感
実際にPTAの役員をした人達は、役員経験が無い人達にとても恨みがましい気持ちを持ちながら、仕事を休んで内容の薄い会合に何度も出なければいけない。
役員引き受けちゃうくらい真面目で良い人の集まりなので、
毎回真面目にきちんと会合に参加する。
しかしやらされ感満点・納得感がほとんど無いような状況で活動をするので恨みが深く、やらない人への攻撃性がどんどん高くなっていく。
そもそも論でいうと、PTAというのは、アメリカで子供に便宜を図りたい親のボランティアとして自発的に組織されました。
そんな親と先生の集まりだったはずが、日本の場合はGHQ経由で文部省が旗を振って導入からたった4年で組織率が100%ちかくになるほどの固い意思をもって組織されていきました。
当初は専業主婦が多数を占めていたせいで回ってきた面があります。
最近は専業主婦が絶滅し、ほぼ兼業主婦になったのに未だに同じように続いている。
今までの専業主婦があつまっていた時は、どうやっても効率的には人は動かなかった。
なぜなら改善案があっても変化を嫌う同調圧力のせいで言い出せないから。
会議が長引くのが困る。余計なことは言わないでやり過ごしたがる。
人間関係の維持をどうしても重視してしまう習性を持つ女性の集団だから効率を追い求めることは難しい。
仕事場で組織的に働いた経験が少ないんだからこれは仕方ない。また、民主的に運営ってのも効率からはちょっと遠くなる作用がもともとある。
むか~しむかしからの慣例で今もまわるこのPTAと言う仕組みでは、効率?何ソレ美味しいの?って感じです。
社会で真剣に金を毟る働きをしたことがある人にとっては、許しがたい非効率性を元々持っています。
それは、PTAが民主主義を啓蒙するごっこ遊びというか、悪平等というか。
役員経験者は、正義の鉄槌をブンブンしたくなる、でも改革はしない。
巻かれるがままにながいものに巻き巻きされちゃう。
何度も何度も会合に呼ばれる。あいつはやった、やってない。
こんな理由で避けきった。ズルい。
全員がやるべきである。やらないヤツなんなの?許しがたい!
vs
あんなんだれがやるかって。やりません。いけません。無理ですムリムリ!
この時期には役員打診の電話がかかってくるから絶対家電には出ない。
留守電の設定もしない。コールバックも当然しない。
役員の避け方教えてあげようか?
やった人にとっては不公平生が高く、やってない人にはやらなかった人勝ちになっている。
全ての児童に利益がないといけない
タテマエはともかく、実際にPTAでやっていることは、学校の予算の範囲ではない事に金銭的な援助をする為の組織だから、
本来は会費だけでどうにかなるものです。
PTAで集めた物に関しては全ての児童に恩恵があるようにしないといけない。
会員・非会員の子供で差別をしてはならない。
そうすると予算の配分の公平性も担保しなければならない。
会員の親の会費で非会員の親の子供が利益を浴する例が出る。
非会員が少ないうちは大して影響が無いけど、
非会員が多数になってしまうと、もうPTA組織の復活の目はない。
だから、退会が簡単にできないようにして、
まるで任意じゃ無いみたいに活動が継続されているのがPTAなのです。
公平とはなにか?
完全に公平にする事などできはしない。
各家庭や個人の環境や考え方が違うから。
この点は変えようがない。
お金や労力を払った人が利益を得て、お金や労力を払っていない人は利益を得ないのが公平なのか。
それとも
お金や労力を払った人も、払っていない人も、同じように利益を得るのが公平なのか。
私は前者が公平だと思うけど。
でも「私は後者が公平だと思うわ」って言う人がいるのも知ってる。
だって任意団体だし。やりたい人がやりたいようにやるのが任意団体だし。
そんなわけでこれまでのやり方では、PTAが本来の目的を達成出来る組織にはならないことだけは役員したことない人にも想像がつくと思います。
闇のPTA役員で子。見えない敵とかなり頻繁に戦うタイプ
あ~るで子は、単独で野生の改革派?闇のPTA役員?してたらまわりから怖い人だって思われてちょっと煙たがられたけど、あとがまの次期役員さんからは感謝されたから、まいっかって感じ。
役員を任されたときに絶対死守したい人間関係とかがなかったから、言いたい放題素朴な質問をぶつけまくっただけなんだけどなー。怖くないんだけどなー。
その時に親しくしてくださっためちゃんこ頭が良くて、人と衝突すること無く意見を通して実現するタイプの男性会長(当時副会長)さんと、
やりたい人がやればやりたくない人とギスギスしないで楽しくできるから、やりたい人しかやらなきゃいいのよ、みたいな光のPTA副会長(私の次の年に女性副会長になった方)が、じつにさっさと激烈めんどくさい会則の改正と、役員の仕事・人数の削減を実現してくれまして。
現時点でかなり良い方向に向いている感じはします。
この光の会長さんと光の副会長さんは、うちの小学校の会則の1行目に
「なお、本会は、任意団体であり、したがって入退会については、自由とする。」
って一文を次の年には早速足しちゃったようなスゴい人(会則改訂には臨時総会の開催が必要ですめんどくさいね)。
現在のPTAの仕事内容を精査して、費用対効果や負担の軽減を考え、慣例に縛られることなく、有効な活動をしませんかって。前に出て挨拶するたびに言い続けた人です。
でもね、代が変わるとすぐ戻っちゃったりするし、学校の要請ってなかなか断りづらくてせっかく廃止したことが復活する可能性もある。
だからって何年も何年もPTA役員を引き受けて改革し続けるのは、いくらなんでもメリットがなさ過ぎなので誰もやりませんけど。
変わる事を許容すること。
基本の方針を間違いない方向で持つこと、持ち続けて、良い方向に変わり続けること。
できることをできる範囲でちゃんとやること。
その際には個人的なウラミツラミに縛られないこと。(猛省・・・・・・)
そういう事を丁寧にやっていかないと物事は良い方向には向かない。
変化の激しい昨今だからこそ、良い方向に変化したいものです。
その後、光の会長・光の副会長と闇の役員あ~るで子は飲み仲間になりました。
あと周年行事積立金はちょっと納得いってないよちょいおこだよ。
次の記事でPTAがどうあるべきかをつつが考えます!
良ければみてね。
あ~るで子でしたー☆